カテゴリ:ことばの宝石

2015/12/01願いと祈り

ユダヤのタルムードに、「宝石を扱いし者 神から選ばれし者」という言葉があると、お聞きした事があります。
​この言葉は、宝石を扱う者として、背筋をピンと伸ばし、襟を正させてくれると同時に、大いに誇りを与えてくれました。
 
今年、一月から書かせていただいた「ことばの宝石」も、今回が最後となります。お客様との関わりの中で、実際にあったエピソードをご紹介させていただいたのですが、「感動しました。」「いつも、楽しみに読ませていただいています。」「記事をファイルにして、とっているのですよ。」などの、お声がけを頂き、どんなに励まされたか、計り知れません。そんなお言葉の一つひとつが、また書かせていただく原動力になりました。
 
本当に一年間、ありがとうございました。心から感謝の気持ちで溢れています。
 
21世紀のメインテーマは、「目に見えるもの」と「目に見えないもの」、統合と調和です。宝石を通じて、お客様を通じて、その関わりの中で、まさに「目に見えるもの」だけでなく、「目に見えないもの」を多く味わい、感じさせていただきました。
宝石を持つことで、人は明るくなり、元気になり、優しくなり、聡明になり、謙虚になり、そしてエレガントになられました。美しいものを観ること、美しいものを持つことは、まさに、その人自身の内なる光を観ることであり、かがやかせることになるのだと、心から強く感じるのです。そして、そのような場面に、たくさん遭遇してきました。
 
人は、傲慢を捨て、わがままを捨て、本当に素直になったとき、また、心から感動したとき、その人らしい本来の力や能力、優しさ、思いやりが出てくるようです。お一人おひとりが、心から「美しい」と思える、その方にぴったりの宝石との出会いによって、一層かがやきを増すのです。
 
私の願いは、一人でも多くの方々に、宝石を持つ本来の意味や価値を知っていただき、人として、男性として、また女性として、宝石のようにうちから真に輝いてもらいたいということです。そのために、その方にぴったりの、その方らしい、その方自身のような宝石との出会いをつくること、ご縁をつくること、ご縁をつなぐことこそが使命であると感じています。大自然が永い永い年月をかけ、育んでくれた美しい宝石、何億年、何十億年という、そんな時間が、大自然に対する畏敬の念や、謙虚であること、感謝することを伝えてくれています。地球の歴史を24時間に例えると、私たちの一生は、たったの千分の一秒です。まさに、たまゆらのときでしかありません。宝石も人も唯一無二の存在。かけがえのない存在。だからこそ、出会いを大切に、ご縁を大切に、宝石一つ一つに、お客様一人ひとりに真摯に向き合い、そのご縁を丁寧に繋いでいきたいと思います。
 
一年間、ありがとうございました。心から感謝です。

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